ビブリオフィリアの愉快な冒険

私とこの本との物語、本の感想、etc.

「び」ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~

 

f:id:Irenelee:20200625220526j:plain

ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~ 三上延著 メディアワークス


このシリーズは、ずっと追いかけて読んでいたのだけど、

2年前に出たこの最新刊だけは、

買いそびれていて、今回、今年の災禍のせいで、

読むことが出来ました。

このシリーズの、シェイクスピアの話と、太宰の話が好きです。

古本の入札の所とか、楽しくて。

やっぱり、本好きだと、そういうの、楽しめますよね。

今回の話は、雪の断章の話と、内田百問の話が良かったな。

あ、からたちの花も良かった。北原白秋好きだし。

マザーグースも、北原白秋の訳のやつがお気に入りです。

 

案外、複雑な人間関係や、重い話を、

割と軽々と書いている、この著者は、凄い人ではないのかな。

本当に本好きなんだろうなぁ~と。

 

こういう人に買われた本は、幸せだと思う。

ワタシなんて、18年前に引っ越して、まだ、開けていない

段ボール箱が、いくつあるやら・・・。

引っ越しの時に、引っ越し屋に見積もられた段ボールの数が、

本のおかげで、50箱足りなかったんよ。

見積もりの人も、ちょっとぬるかったわね。

(ちなみに、重量もね)

 

そして、所有しているのにもかかわらず、すっかり忘れて、

BOOK OFF で買ってくるヤツもヤツだ。

もう、諦めていただきたい。

このコロナ禍で、本の購入に拍車がかかっているし。

もちろん、kindleで買えるものは買ってるけど、

実際の紙の本に勝るものはないなぁ。

 

いづれ、美しい本を一冊くらいは、作りたいものだ。

薄くてもいいので。