ビブリオフィリアの愉快な冒険

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「き」 聴くと聞こえる

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聴くと聞こえる 谷川俊太郎著 創元社


谷川俊太郎さんの詩集です。

実は、先週から、小説を二冊買ってきて、どちらも、途中で止まったまま、

また、この詩集を買ってきたのでした。

 

何か、今、詩しか読めない。

 

谷川さんの詩は、昔から好きで、

「わらべうた」などは、講演会に行ってサインしてもらったのがあります。

実は、高校が同じなので、そう言ったら、

僕は夜間だったよと、さらりと。

 

この本は、音と沈黙についての詩が沢山載っていて、

本当に、嬉しい一冊です。

装丁も、美しいし。

武満徹さんへの愛がこもっている。

 

特に好きなのは、

「奏楽」という詩。

これは、素敵だったな。私たちは、風に鳴る笛なんだね。

言葉も、きらきらしていて、素敵。

 

後は、沈黙についての、文が・・・とても、響きました。

 

それから、

ちょうど真ん中くらいにある、

「なにもしたくない」

という詩ね。

 

そうなのだ。

今、そうなのだ。

 

でも、詩を読んでいるの。