輝「あ」 あしながおじさん
今回、読み直しました。
20代ごろまで、本当に、大好きな物語でした。
この、装丁も愛らしく、
心の、おとっときの所にあるような本でした。
叔母に中野の本屋さんで、買ってもらった大切な本です。
新井苑子さんのイラストも、どれだけ、憧れた事やら。
原書では、イラストはもっぱら、
ウェブスターの描いた、かな釘みたいな人間で、
本当に、日本版で良かった。
アメリカの大学って、こんなのか~って、夢がありました。
当時、小学4年だった私は、バス通学をしていて、
バスの中で、大学生のお姉さんに、
「大学では生理学って習うのでしょう?」などと、
知ったかぶりをしていましたが、
大学生のお姉さんは、怪訝な顔をするばかりでした。
日本語の訳は難しいね。
ああ、父の書斎にペーパーバックの”Daddy-long-legs"があって、
失敬して、今も、持っているのですけど、
もう、やっぱり、
古典なんでしょうね。
思い出として、
続編の、「続あしながおじさん」”Dear enemy"も、好きでしたけど、
予備校時代に、
この作品を大好きな男の子がいて、
「僕は、この医者に似ている・・・(と思っている)」
そんなことを話した事を思い出しました。
(ちょっと、全然、違うと思うけど・・・と、私が思っていたのはヒミツ)
今読むと、ありえない・・・こんな物語・・・なんだけど、
いいの。これはこれで。