「お」 オセロー
シェイクスピア4大悲劇のひとつ、オセロー。
さて、シェイクスピア、来てしまいましたね。
私には、変な癖があって、
落ち込むと、シェイクスピアを読むっていうんですが。
ちなみに、今、好きなのは、
で、オセローですよね。
元ネタのお話があるそうですが、
(それは置いておいて)
シェイクスピアは、女にも男にも、イタリア人にもトルコ人にも、
インド人にも、
もちろん、英国人にも、
圧倒的に、情け容赦のない、乾いた描写をしてくださいます。
特に、この作品は、
女性に関しての、容赦なさがなぁ~。
デズデモナなんてね~、最初から最後まで、
結婚前にオセローに体を許した、緩い操の女ってのが、
つきまとってましてね。
ちゃんと、待って、父の許しを得て、
オセローと結婚したんだったら、イアーゴのつけいる隙はなかったのにねって。
(最後に、父ちゃん、悲しみのあまり、死んでるし。)
そういうのが見える。
しょせん、イタリア人、ヴェニス女とかね。
そんでもって、ムーア人のオセローは、
何というか、単なる、火の塊みたいな扱い。
だいたい、女の人を口説くのに、
友人や知人の助けを借りなきゃだめなのか?
だめなんだろな、当時の世界では。
でも、デズデモナをものにする、夜を
みんなが知っているって、どーゆーことよ。
口が軽すぎる。
そういう小細工をしなければ、落とせないなら、
やめときなさい、そんな恋は。
まあ、それでは、物語りが始まらないし、終わらない。
どの国においても、恋とは、我慢というのと相反するもの。
反対されれば、燃え上がるもの。
そして、嫉妬も、
顔をそむければそむけるほど、心に刺さるもの。
もう、みんな、
瞑想せい!